2007年6月21日木曜日

経営学 レポート(組織が個人を抑圧する状況)

《経営学入門》第九章 組織と個人、経営の働きかけ

演習問題:
3.組織は個人を抑圧する存在である、という意見があります。この小の個人の自立性と現場の自己組織論の議論の下に、組織が抑圧の存在になってしまう状況とはどのようなものかを考えなさい。

<個人の自律性>
Concept. 経営と組織の中の出来事がさまざまな形で働きかけるとき、その人自身の心理から生まれてくる、心理的エネルギーが大きいことが、個人の自律性が大きいという。

Reason of existence.
①組織は分権せざるを得ない。→情報処理、意思決定、分けられた権利が自由度になる
②権限の分散があるばかりでなく、意思決定につながる情報処理も分散的に行われる。→情報処理が分権されて、コミュニケーションにより、「情報的相互作用」が起こる
(タスクと情報の分散処理+ネットワーク化)

Significance of existance.
①集められる情報を最も雑音なく有効に使える。
②個人の自立性とイニシアチブの尊重により、心理的エネルギーに好影響する。

<現場の自己組織化>
Concept. 組織の中の人が、その人の周りの人々のとる行動に影響され、あるいは自分が周りの人々に影響を与え、現場でグループ行動が起こる。それは誘導されて起きることもあるが、自然に組織化することを、自己組織化現象という。

Reason of existence. 緊急な(市場、政策、取引,etc)変化に応対するのに、必然におきる;管理しきれない情報交換、コミュニケーションが必要となるときなど。

Significance of existance. 組織のヨコノつながり。創造的な仕事を遂行すること、グループへの適性を高めることに好影響を与える。

<X理論とY理論--マグレガーの研究>

X理論:
①人間は生来仕事が嫌いで、なろうことなら仕事はしたくないと思っている。
②人間は、強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰するぞとおどざれたりしなければ十分な力を出さない。
③人間は命令されるほうが好きで、責任を回避したら利、あまり野心を持たず、何よりもまず安全を望んでいる。

Y理論:
①仕事で心身を使うのは当たり前ののことであり、遊びや休憩の場合とかわりはしない。
②人は進んで身を委ねた目標のためには自ら自分に鞭打って働く。
③献身的に目標達成に尽くすかどうかは、それを達成して得る報酬しだいである。
④人は条件次第では責任を引き受けるばかりか、自ら進んで責任をとろうとする
⑤企業の問題を解決しようと、比較的高度の想像力を駆使し、手練を尽くし、創意工夫を凝らす能力はたいていの人に備わっている。
⑥現代の企業においては、日常、従業員の知的能力はほんの一部しか生かされていない。

現代社会では、Y理論を元にマネジメントを行うべきである。


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さて、どういう場合に、組織が抑圧な存在になってしまうのでしょう?

個人の自律性は従業員の心理的エネルギーを高くしてくれる。責任分担とネットワーク化により、その人はその責任が自分にあることを自覚し、自分の目標と認識し、より大きな力を自ら注いで、企業の成長に貢献するでしょう。そして、周りの人とお互いの影響による現場の自己組織化により、より高度な協力とコミュニケーションが起こり、能率の向上につながるでしょう。
これはまさにマグレガーが主張するY理論の元に、人々が働く情報を示している。

しかし、X理論の元に、組織内の人々がどう考えるでしょうか。
組織内の個人がいつも命令され、失敗するときに処罰され、強制的な統制が強いられることを考えましょう。もちろん、その人は任務を自分がやりたいと思うことがないでしょう。やらなければ処罰される、下手すれば首にされることを怖がって、やらなければいけないと思うかもしれない。こうした考え方で仕事を進めるとき、責任を取ることはまずなくて、組織への貢献もあまり考えないことは明らかである。したがって、いつも要求される標準ぎりぎりで仕事を完成して、仕事をするとストレスがたまり、休暇とか気晴らしがなければ、能率がどんどん低くなるに違いない。
一番抑圧されるのは、その人の才能である。「高度の想像力を駆使し、手練を尽くし、創意工夫を凝らす」ことは強制的にやらされるときは発揮しにくいでしょう。創造的な仕事ほど、足かせになる。

つまり、組織内の統制は、誘導的であるべきで、個人の自律性と自己組織化を最大限に発揮できるようにしなければいけない。そうでない場合に、個人として、組織が抑圧的存在になる。自由度を与えないで、強制、命令、処罰でコントロールしようとする場合を指す。

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