2007年5月23日水曜日

経営学 レポート(経営戦略偏ることの問題点)

《経営学入門》第一章 戦略とは何か

演習問題:
2.ポジションニングスクールと経営資源スクールのそれぞれに偏った場合、どのような戦略的欠陥があらわされる傾向になりがちでしょうか?


戦略の二つのスクール:
①外向きの成功要件「ポジションニングスクール」:製品市場での企業の行動プラン→資源配分計画
②内向きの成功要件「企業資源スクール」 :資源や組織能力の蓄積計画 →市場対応計画

偏らなければ、「組織能力の裏打ちのある市場対応計画」や「市場対応を合わせた資源と組織能力の蓄積のための設計」になる。それぞれ選んだ企業を「ポジションニング型」、「経営資源型」と呼ぶ。

そして、偏る場合はどうなるか?

①「ポジションニングスクール」は企業でたくさん起こることでもあるが、新しい製品を出す、新しいサービスを出すなど言って、それが頭いっぱいで、相応しい組織、設備、情報、資金、人材、技術、販売のノウハウ、信用力などが企業に欠けていることなら、企業の経営が破綻してしまう。一人の人間が40kgの体で100kgの人とボクシングやろうとすることと同じように、体力が支えないことになる。視点を変えて、その人が100kgあるとしても、ちゃんとしたボクシングの技術としっかりした練習がなければ、ポロと戦おうとした時に大けがをするかもしれない。よって、経営資源(ヒト、カネ、モノ)のひとつ欠けたら、いくら素晴らしいポジションニングでも、失敗しかねない。

②「企業資源スクール」は日本で普通に行われる組織マネジメントである。組織を大きくして、経営資源がたくさん蓄積できたら、みんなが喜ぶことになろう。しかし、偏った戦略だと、経営資源は思うどおりに蓄積できないことになる。市場の中に、自分がロジスティックのどの部分を担うか、製品市場で自分がどの製品、どういった差別化戦略をするかが頭の中に全然なければ、これほど怖いことはない。自分の行きつく先を迷った旅人のように、野外に彷徨い、いくら頑張っても、自分のほしいものがわからないゆえに、結局何年たっても起点の周囲を回っていたことになりかねない。そして、市場の中にいるこそ企業が成長するので、市場を無視して、莫大な組織を作っても、人材をいっぱい招いても、結局不明確の戦略で余計のコストが出て、競争に負けてしまう始末である。そもそもはじめから市場を決めないと、企業資源が作れないのは常識であろう。

つまり、偏った戦略で行くと、どっちにも失敗が待ち伏せしている険悪な道を歩むことになるでしょう。
どっちの計画の仕方であれ、両方のポイントを同時に考えて、偏らない戦略を作るのは極めて重要な課題である。

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